るろうに剣心の星霜編を見ました。
原作が好きでテレビアニメもオリジナル以外はハマって見てました。
しかしこの星霜編だけは面白くないを通り越して納得いきません。
ネタバレですが
特に
ストーリーがめちゃくちゃで、
剣心が不治の病に侵されて帰ってきましたが何故移されなければならないのかわかりません。
移した相手が治るのであればわかりますが、無意味な行動だと思いました。
さらに薫にもその病を移して共用するなんて剣心が取る行動とは思えません。
あと、キャラクターも原作に違いすぎて戸惑いました。
この作品は作者は納得して制作されたのでしょうか?
るろうに剣心ファンの方の回答お待ちしております。
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わたしは、星霜編を評価しています。
確かに、キャラデザが違うし、話も陰鬱でした。
ですが、描かれているテーマは納得出来るモノでした。
『人斬りの罪悪をどうしたら消し去ることが出来るのか?』
結論から言えば、人斬り時代に犯した罪をぬぐうことは出来ない。たとえ、雪代縁と決着で十字傷は薄くはなったとしても、解決には程多い。
どれだけ人助けをしたとしても、剣心は自分を許すことは出来ない。
なら、その上で、剣心が背負った罪悪を下ろすことが出来るのでしょうか?
監督が出した結論が、「剣心を心太に戻す」事でした。
つまり、記憶喪失にすることでしか、剣心を救うことが出来ないと考えたのでしょう。
私も、それ以外にないと思います。
一方で、息子の剣路は、父を越えて、母を守るという成長物語図式を丁寧になぞっています。
ただ、父親は不在で、母親は見向きもされないため、剣路は、父親の様になるために、比古清十郎の元に押しかけ、飛天御剣流を会得すると事で母親の興味を引こうと考えました。結果は、比古にも母親にも見向きをされませんでした。
見かねた弥彦が、父親役を買って出て、剣路の心根にある思いを引き出し、母親役は不在のまま、自分の力で成長しました。
これも、好感が持てます。
薫の病気。
ヤンデレですね。幸せになることを拒絶した剣心と共有するものが、不幸しかなく、死に至る病気を共有することでしか愛を確かめあうすべがなかったのですね。
ヤンデレですが、理解出来ます。
原作が少年誌で、エンターテーメントであるなら、ハッピーエンドにすべきでした。
実際原作もそうでした。
ただ、物語のテーマ、剣心の心根に刻まれた想い「人斬り時代に犯した罪から逃れたい」という想いを形にするには、あのような形にするしかなかったのでしょう。
もちろん、質問者さんの意見もごもっともだと思います。
長期連載のため、読者も成長したので、あういう作風も可能ではないのかという判断もあったと思います。
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作者の和月先生もあまりのバッドエンドな様子に「ここまでやる必要あるの(笑)」って言ってたらしいので、私の中ではるろ剣のラストは原作のラスト「とりあえずお疲れさま」がほんとのラストだと思ってます。その後もあそこまでの不幸な結末にはならないでしょう。
あれは星霜編スタッフのつくった二次創作のようなものだと思ってます。
剣心は薫と剣路を犠牲にしてまで自分のやりたいことをやるような人じゃないと思いますし(そうしたいなら薫とは結婚しなかったと思います)薫も子ども残して不治の病を自ら負うような人でないと思うし。少なくとも原作から読み取れる人物像からは。
それに質問者さんも仰ってますが、人物像が原作とかけ離れすぎてましたよね。
薫が何故か剣心に対して敬語になってるしステレオタイプな良妻賢母になりすぎ・・
大々的に作られた二次創作みたいなものだと思います。
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星霜編は俺も酷いと思いました
でも、追憶編は星霜編の残念さを補って余りあるくらい、まさに“神”と呼ぶに差し支えない名作なので、是非オススメです!!
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とりあえずながらストーリーについては作者が深く関わっていた、という事なので少なくとも作者の不満ゴリ押しで作られた訳じゃあないでしょう。作者の性格が結構捻くれているのでダメなモノはダメになりそう。
ストーリーについては・・・まァ明るい少年漫画を期待されていたのならば裏切られてしまうのもまた当然の事。あれは少年漫画を題材にした人間ドラマです。OVAは。同じ作品でも全く違うモノを見ているつもりで。
少なくともあの病は剣心が移したのではなく、剣心の痛みを共有したいという薫の願いからセクロスに及びました(カットされていますがあれはどう見てもレベル)
とりあえず上でも言ったように、徹底した脱少年漫画化を図っています。作風、台詞、描写、全てが超現実的に意図的に変えられたものです。完璧な割り切りが出来ないとつまらんモノです。私は面白かったですが。
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僕は最近まで全く納得いきませんでしたが
追憶編を最近になって見直したことで
星霜編もありだなと思えるようになりました
病気についてはおそらく「梅毒」なんですが(詳しくは分かりません)
ただ移したのではなく、薫との間に子供を作った結果移ってしまったもの
こればかりは 薫の意思次第
自らの正義のためとはいえ たくさんの人を殺し、愛する人まで斬った男が
二人目の妻との間に子供まで授かることができた
それで死ねるのなら人斬りとしては綺麗な最期だと思います
巴さんの想いも理解し、時代を変え その後は不殺を貫きましたし
原作で薫と恵が言っていましたが
「愛する人を守って死んで生けた人生
文字通り死ぬほど愛した人生 悪くないじゃない」
薫にとっても悪い人生ではないでしょう
巴さん好きな自分としては、
剣心に完璧なハッピーエンドを求めるのは少しきつい
原作では最高にハッピーで終わりましたが
その後星霜編以上に惨い死に方をするかもしれませんし
要するに
追憶編は凄い
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確かに・・・
自分も人誅篇を原作忠実にやって欲しかったです。縁との対決とか剣心の人斬りとして贖罪のキモになるようなところですからね。
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一つ言えるのは原作で綺麗に終わってるのだから余計だと思ってます。
これこそホントの「蛇足」です。
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